ゴースト・イン・ザ・シェル
明けましておめでとうございます。
と、3月の下旬に挨拶することほど、間抜けなことってないよな……と思う今日この頃。
映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」の試写会招待状が届きました。
13年前、映画『イノセンス』の試写会に行ったのと、同じ会場だったので
当時、雪の中、寒さと期待に震えながら、観に行ったことを思い出した。
高岳の芸術創造センターなのに、なにを間違えたか、栄にある愛知芸術劇場のほうに
行ってしまったことも思い出した…(笑)
この映画のレビューはしませんが、というか出来ませんが、試写会は観に行きます。
今まで、数々の実写映画を観て、笑い、楽しみ、レビューして
ファン可哀想m9(^Д^)プギャーとか言ってきたワタクシですが
とうとうこの日が来てしまったかと……(・・;)
北斗の拳、ストリートファイター2、鉄拳、ドラゴンボール…etc
実写化してしまった作品のファンの方々に、いまとてもとても深く共感するとともに
謝罪したい気持ちでいっぱいです。
実は(と言う程でもないけど)、士郎正宗と押井守の作品が好きで。
特に、押井監督の映画『攻殼機動隊』『イノセンス』が大好きで
もう好きなんて、軽い言葉では、語れないくらい、こよなく愛しております。
攻殼が好きで、映画「攻殻機動隊」にインスパイアされて、ウォシャウスキー兄弟が作った
オマージュ作品のような「マトリックス」すら受け入れられず、観賞に数年かかった。
現在は、アイリスが受け入れられない。
年を取ると、新しいものが受け入れられなくて困る。とかいった、話ではなく。
神山監督のTVシリーズは、笑い男は死ぬほどはまったけど、あれはともかく、2ndGIGは、ちょっと……と思ってる。草薙素子と人形使いが出会わなかったら、という前提が崩れたりと、色々、承服し難いところがあったので。
本当に好きすぎて、各作品について何も語れないし、語りたくないと思うくらいです。
じゃあ、語んなし……と言うでしょうが。ワタクシの少ない語彙、稚拙な解釈では、とてもとても書ききれないのです。
以前、ブログを読んでる方の何人かに、攻殼作品に関するレビューが読みたいです。
とコメント頂いていたにもかかわらず、こういった事情で未だにレビュー出来ていません。
大変申し訳ないです。
すでに、試写会の招待状のキャッチコピーと写真を観た時点で、大して期待は出来ない
おおらかな気持ちで観るんだ(悟り)という覚悟をしています。
まず、写真左に女性の9課メンバーと思われる人物がいること。
いや、メインの9課メンバーにいないから、女性は。
おそらく映画オリジナルの登場人物なのかとは思うけど、大抵の場合
こういったオリジナル要素は、批判の対象や大失敗の元になる。
オリジナル要素は、諸刃の刃で、プラスに働くか、マイナスに働くかは
制作側が、いかに原作を読み込んでいるかに左右される。
要は必要性のあるものかどうかと、それが不自然ではないかってこと。
映画『サイレントヒル』で、“町に降り頻る灰”は成功例だと思う。
失敗歴は、数えきれない程あるので、割愛する。
あと荒巻さんの立ち位置、そこで良いのか?前すぎんか?
確かに、荒巻さんは、9課にとっても、少佐にとっても、重要な人物だけど
これは役者がビートたけしだから、扱いを大きくして、前に出したんだろ?
と言わざるを得ない。
役者によって、台詞量や登場回数が左右されると、台詞を増やすために
オリジナルの台詞が増えるなど、元の原作との整合性を取るのが困難になり
よっぽど上手くやらないと、映画が破綻していく原因。
あとこの写真や、雰囲気から分かるけど、この実写映画は、押井守監督の
『攻殼機動隊』をもとにした実写映画であって、士郎正宗の原作よりのものではなさそう。
士郎正宗の原作は、もっとコミカルでギャグテイストを降り交えつつも
膨大な情報量を携えた、唯一無二の作品だから。
あぁ、あと何回IT革命がきたら、あの電脳世界に行けるんだろう
なにより、愛すべきメスゴリラがあんなことになって……
スカヨハは好きだし、胸の大きさはあってると思うけど。
少佐の体は、あくまでも量産型義体だからな。
『私を作った奴らに、私は止められない。』とかいうキャッチコピーを書いた時点で
これを書いた人は、大して映画も原作も読んでないんだな……と思わざるを得ない。
少佐がなぜ義体にその身を移したのか、事故か何なのか
明確には語られてないけど(除く、テレビシリーズ)
そもそも義体はロボットではないぞ。
脳と脊髄の一部は自前のだし、自分で思考することも出来る。
あとさ、トグサどれよ?
あの作品のヒロインといっても過言ではない、重要なトグサはどれよ?ん?
ちゃんとトグサには、リボルバーのマテバを使わせてくれよ。
オートマチックなんか持たせた日には、酷いレビュー書くからな。
正直なところ、実写化するなら、まだTVシリーズのほうがマシだったかな
あっちの方がまだ簡単だろうし。全体的に派手だし、映画向けな気がする。
高校時代から、繰返し、繰返し、原作も映画も、ずっと見てきた作品で
台詞を覚えているくらいには観てる。
イノセンスが公開された時は嬉しすぎて、試写会を含めて、10回以上、映画館に足を運んだ。
少佐は何を考えて、人形使いの手を取ったのか考えすぎえて、寝込みそうになったし。
……………きも(・・;)。きもすぎだな、こうして書くと(笑)
押井信者(笑)とか言われても、本当のことなので、腹が立たないくらいです。
試写会に行くと思うと、動機と息切れがするくらい、緊張するけど。
でも、何も観ずに批判したり、意見を言うのは、自分の主義ではないし
意外と、もしかしたら意外と、本当に奇跡的に、良い作品かもしれないので観てきます。
思いの外よかったり、あまりに酷い駄作の時は、レビューしようかと思います。
合言葉は、「2501」で
JUGEMテーマ:映画