サイレントヒル
制作年:2006年
上映時間:126分
原題:Silent Hill
制作国:日本、カナダ、フランス、アメリカ合衆国
配給:(アメリカ)ソニー・ピクチャーズ
(日本)松竹
監督:クリストフ・ガンズ
クリーチャー・デザイン、監修、制作:パトリック・タトプロス
レイティング:PG-12
久しぶりに、静岡に帰ってまいりました♪ヾ(。・ω・。)ノ゙
ここ最近は、戦国時代とラクーンシティに入り浸りだったので…
やはり、原作を愛している監督の作品は、違うね。
どこかの原作を読んだのかどうか怪しい、監督とは違うね。
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( 静岡への道程 )
ローズとクリストファーは、一人娘・シャロンの奇妙な言動と、夢遊病に悩んでいた。
しばしば情緒不安定に陥り、何かに取り憑かれたかのように「サイレントヒル…」と
謎のうめき声を発する娘に、心を痛めるローズは、サイレントヒルという街が実在することを知る。
そして、娘を治そうと夫の反対を押し切り、シャロンを連れてサイレントヒルを訪れる。
しかし、サイレントヒルは、30年前の大火によって多数の人々が死亡した忌まわしい場所であり
今では、誰も近付かない廃墟と化した街であった……
サイレントヒルを訪れた2人だったが、シャロンは失踪してしまい
ローズは消えたシャロンを探すため、サイレントヒルへ足を踏み入れる…
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(ネタバレなし)
映画のタイトルが出る前に、『サイレントヒル1』のOP曲が流れ
瞬時に、ゲームプレイ中のあの感覚・あの恐怖が思い出された。
心なしか心拍数も上がった。さすが、原作を愛する監督らしい、憎い演出だ
主人公は、シャロンの母親ローズなので、ゲーム「SH1」とは違い女性主人公です。
なので、ゲームファン的には、ちょっと…と思うかもしれないけど。
これはこれで、正解だったと思う。
鉄パイプの悪魔ハリーでは、最恐すぎて、ホラー映画ではなくなってしまうから;
ハリーと言えば、基本・華麗な鉄パイプさばきで敵を撲殺(隅にはめてから)
基本・とどめは足で。の男だからなぁ、主にマサキのせいだけど(‥)
ローズは、どことなく「SH3」の主人公へザーさんに似てる。
サイレントヒルの町並は、もう本物としか言いようがない。
濃い霧の中、しんしんと降り積もっていく雪…ではなくて「灰」。
映画版アレンジなんだけど、30年前の火災と綺麗に結びつけられた演出。
多分、ゲーム・サイレントヒルの町のモデルになっている
「セントラリアの坑内火災」から、きてるんだと思う。
アメリカのペンシルバニア州で、発生した地下火災で、発生から45年経つ
今なお、火事は鎮火せず、町はゴーストタウンになっているという。
公式HPからも分かるけど、かなり原作の雰囲気に忠実に作られていて
一番、すごい…と息を呑んだのが、裏世界。と表世界 → 裏世界への変化。
再現度高ぇえ!。・゚・(ノ∀`)・゚・。リアルSHとか、発狂する
監督よ、どんだけSHが好きなんだ…orz
灰が降り積もる世界に、サイレンが鳴り響き始めると。
辺りは暗く翳り出し、サイレントヒル名物(違) 赤黒く爛れた裏世界へ。
(※ SHは表世界も、十分怖いです。)
裏世界になった途端、映画館内のSHプレーヤーどもは、身構える訳ですよ。
いつ、あいつが来るかと…あいつ→▲頭
映画のレッド・ピラミッド・シング様、切れ味良すぎ。一瞬で、生皮剥がすとか凄すぎ。
映画では、クリーチャーの接近とともに、ローズの首から下げた携帯電話と
シビルの無線機からノイズがっ;
あっ、ライイング・フィギュアだ!(怖喜)映画名はアームレスさん。
病院では、ちゃんとバブルヘッド・ナースがメスを手に襲ってきます。映画は、ダークナース。
町並みや雰囲気、クリーチャーの造形は、マサキとしては文句の付け所なしです。
消えた娘を探しに、サイレントヒルの小学校を訪れたローズが、探索して
懐中電灯とカギを手に入れる辺りとか、基本を抑えてて良いヽ(*´∀`)ノ
そして、「あの教団」。
ゲームでも怖い…と思ってたけど、さらに狂信度がUPされてた。
怖ぇえぇぇぇぇえ!何あの火あぶり大好き集団…((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ゲームで言うラスボス戦にあたるシーンは、「SH3」のラスボス戦前っぽかった。
ローズを介してアレッサを教会に引き込む様子が、神?を口から吐き出した
へザーさんに似ていたし。ローズが出したのは、血だけども。
あのシーンは、PG-12(成人保護者の助言や指導が適当)で良いのかな。
アレッサ召還後の有刺鉄線で、グサーっとかドピューってなってるシーンね。
子供にどうフォローしろって言うンだよ。無茶振りDAZE┐(´∀`)┌
色々、細かい演出もされていて、例えば、ローズの衣装は、↑のDVDジャケットの通り
グレー系なんだけど、話しが進んでいくうちに、返り血を浴びて
ラスボス戦では、赤いワンピースを着ているように見える。
気付いた時は、テンション上がった!▲▲▲
ラストは、UFOエンド…ではありません。残念だお(´・ω・`)ショボーン
「good+」でもなく「bad」でもない、あれが「true」エンドなんだろうか…
実に、サイレントヒルらしいエンディングだった。
ゲームや漫画を原作とした映画は、本当に、酷いのが多いけど(面白いけど)
そんな中、サイレントヒルの映画をクリストフ・ガンズ監督が
撮ってくれたことを心から、感謝したい。
作品の端々や、クリーチャーから、サイレントヒルが好きなことが伝わってくるし
原作設定を生かしながら、映画独自のアレンジも違和感無く出来ていたので
鑑賞しながら「この人、相当ゲームをやり込んでるな…」と確信した。
ゲームに比べると、ゴア(流血)描写が多い気はするけど
ゲームファンの人なら、楽しく怖く観ることができると思う(人´∀`).☆.。.:*・°
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