B級ホラーから、劇場新作映画まで、気ままな映画レビュー。たまにネタバレあり。
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CARNE 〜カルネ〜
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    制作年:1991年
    制作国:フランス
    上映時間:40分
    原題:Carne
    配給:日本ヘラルド
    監督:ギャスパー・ノエ
    レイティング:R-15


    「ATTENTION! …注意!感受性を傷つける危険な部分があります」


    という警告画面から、映画は唐突に始まる。
    自宅で鑑賞していたマサキは、なんぞ…?と思い、意味を理解している最中に
    その「感受性を傷付ける危険な部分」に移ってしまい
    耐え切れず停止ボタンを押しました……orz
    開始、数秒で戦意喪失…oyz

    だってさ、ゾンビ専門だもん、造形物専門なんだもん…本物とか無理。・゚・(ノД`)・゚・。


    「カルネ」は、馬肉屋と、その娘である口の利けない少女を通して、この世へのいらだち
    居心地の悪さ、そして暴発を描いた映画である。
    「カルネ」というのは、フランス語で馬肉のことで、転じて「ふしだらな女」のこと。
    他にも、フランスで好んで食される馬肉の赤さ、安さに対する軽蔑を込めた俗称らしい。

    (以下、ずっとネタバレあり)
    ----------------------------------------------------------
    <カルネの超簡単な筋書き>
    パリ郊外の馬肉屋に女の子が生まれ、母親は子供を父親に委ねて失踪する。
    そして、少女は成長していくが、沈黙の殻に閉じこもり
    生まれてから一度も口をきいたことがない。
    ある日、娘が見知らぬ男に誘われ、スカートに血のしみを付けて帰って来た。
    逆上した父親は、男にナイフを突きつけるが…
    ---------------------------------------------------------


    冒頭の警告画面の後に、流されるのは、馬の屠殺・解体シーンです。

    主人公は、フランスのパリ郊外で、小さな馬肉屋を営む男(名前は語られない)。

    この男には、母もいなければ、妻もいない、誰もいない…娘以外は。
    それ故に、この老いぼれた肉屋の娘の溺愛っぷりは、相当なもので
    未だにお風呂に入れてやり、下着まで着せてやる程のものだ。
    もう、胸とかも大きくなってるくらいの年齢なのに冷や汗

    観ているこっちは、気が気がじゃない…いつこの肉屋が、○○○で☆ωΩで
    *≧ω≦*なことを娘にするかと…
    でも、そんな心配は、この映画では起こらずに、もっとヤバイこと、やっちまいます。

    娘のスカートに付いていた血の染みは、初潮を迎えた証で、強姦された訳ではなく
    完全な勘違いで肉用ナイフを持って、娘を誘った男のもとへ全速力で駆け付け
    「このアラブ野郎が!!(怒)」とその男の口に、ナイフを突きたてる。
    ゾンビに食べられるよりも、痛そうに見えたぞ…oyz

    舞台はフランスのパリと言っても、ちっとも華やかではなくフランスの汚いイメージの町並み。
    ギャスパー・ノエ独特の陰鬱とした世界観が、延々と40分間続きます。
    良い悪いは別として、心を揺さぶる映画という時点で、評価できる映画なのは、事実だけど…
    あまり万人には、受けない映画なのもまた事実。

    たった40分の短い映画なのに、鑑賞後に、え?40分ウソだろ…oyz
    と思うほどに、神経が磨り減った映画だった。

    時々、銃声のような音が鳴った後に、現れる観客に向けられるメッセージ。
    「馬肉」「血」を連想させる真っ赤な画面。
    映し出される1台のテレビ、その画面から流れる気味の悪い映像。
    笑えるシーン等は一つもなく、上述の演出も手伝い、鑑賞中ずっと生理的な嫌悪感を味わい
    観終わった後は、ネガティブな感情を引き出される。

    とにかく、「カルネ」は人にお勧めはしません。
    あえて言うなら、欝気味ではなく、体力気力ともに充実している時に、観るのが良いと思うよ。
    なお、この作品は【R-15】です。

    余談だけど、ギャスパー・ノエの関わる作品には、色が効果的に使われていて
    独特な美術設定があり、この映画のテーマカラーは「赤」。
    “ミミ”は黄色、そして「カルネ」の続編「カノン」には、脂肪の色が設定されている。


    マサキは柿安の肉が超好きだヽ(*´∀`)ノウマー(関係ない)

    大学時代に、「カルネ」をレンタルで鑑賞した時は、馬の屠殺映像が
    「感受性を傷つける危険な部分」だと思った。実際、傷付いたし!(ノД`)
    でも、本当は、「感受性を傷つける危険な部分」は、この映画全体のことなんじゃないかな。


    この映像を見た後、しばらくは、肉を食べる気がしなかったし…orz
    大学時代、B級映画を観て、よく肉が食べられなくなっていたのを思い出した。
    封印しておきたかった…
    B級映画仲間で、にわかベジタリアンと化してたあの日々…


    作品は【R-15】指定だけど、そこまで過激なシーンは、鑑賞後数年経った今思えば
    ほとんどないです。
    お馬のシーンと、男の口にナイフを突き立てるシーンのみで、それ以外は
    内容が鬱々するだけで、そこまで過激ではなかった。今、冷静に思い起こせば。

    人によっては、大したことない、面白くないと感じる人もいるとは思うけど
    大多数の人は、受け付けられないであろう映画なので。
    みんなのレビューを参考にしてから、覚悟を決めてお楽しみください\(^o^)/。

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    評価:
    日活
    (2000-08-25)
    Amazonランキング: 88161位
    忘れることはない映画
    狂おしいまでの親子愛
    あなたの感受性を傷つける「可能性」は、

    | ヒューマン | 01:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark









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