ランド・オブ・ザ・デッド
制作年:2005年
制作国:カナダ、アメリカ、フランス
上映時間:93分
原題:Land of the Dead
配給:UIP
監督・脚本:ジョージ・A・ロメロ
まさか、ゾンビに哀愁を感じてしまうとは…。・゚・(ノД`)・゚・。
負けないで、強く…強く生きてくれゾンビ達よ。もう死んでるけど、強く生きれ!
マサキは、お前らがいないと生きていけないンだからっ!
お前らがいないと、人生4割くらい、楽しくなくなっちゃうお(ノДT)
今までのジョージ作品と比べたら、いまひとつとか思っちゃって
ごめん!それは事実だけどさ。
そうだよね、ゾンビっていうだけで、皆色々イジメてさー
ゴメン、ごめんよっ!ただ、肉食主義なだけだよね。
ゾンビにも、住民権を!選挙権を!人権を!ゾンビに愛を!(p○′3`)q
第2回目は、ゾンビのパパジョージ・A・ロメロ監督の
約20年振りのゾンビ映画「ランド・オブ・ザ・デッド」
今までのゾンビ映画とは、ちょっと違います。
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<ストーリー>
近未来、ゾンビが地球上に蔓延するようになった世界。
(例によって、ゾンビ蔓延の訳とかは語られません。必要ないので)
そこには、3種類の生き残った人間たちが暮らしている。
1つは、高層ビルで暮す富裕層の人間
三方を川に囲まれた島に、防御フェンスを張り巡らせ、ゾンビのいない安全な町を築きあげ
そこで優雅な暮らしを満喫中。いわゆるセレブ島だ。
セレブ島は、たった一人の権力者「カウフマン」により、支配されている。
もう1つは、スラム暮らしを強いられる貧困層の人間
島の高層ビルに住むことも、島内に許可なく入ることも許されない。
常に、ゾンビの危険や食料難など、様々な問題にさらされ、逞しく生きています。
そして、ゾンビ達
優秀なゾンビなので、絶対走りません。
でも、武器とかは持っちゃうかも。銃とかドリルとかね。
そして、カップルは、ゾンビになった後もカップルです。
好きなものは、花火。
今回の主人公は、貧困層の人間のリーダーでもある、物資調達部隊の傭兵隊長ライリー。
物資調達部隊とは、その名の通り、ゾンビの蔓延する廃墟と化した町に行き
そこから食料などを調達して、みんなに配ってあげる部隊である。
セレブ島の連中にも、配ってやります( ´∀`)つt[] 食え!。
ここで、ライリーの仲間も紹介します。
親友のチャーリー:射撃の名手。ライリーのこと大好き過ぎ。
正直なところ、初めて彼を見た時、感染者だと思いました。
事故か何か(後に映画内で判明)により、顔に傷があり、それによりマサキは
ゾンビ予備軍判定をしました。
だから、いつゾンビ化するか、いまかいまかとハラハラwktkしておりました。
部下のチョロ:セレブな暮らしに憧れる若者。
どこかで見た顔だと思えば、実写版スーパーマリオのルイージ役でした。
可哀想なので、検索して、ルイージ役時の姿を見てあげないでください(つд・)チラッ
ちなみに、クッパ役はカウフマンさん。
ある日、カウフマンに呼び出されたライリーは、チョロが装甲車を奪い
セレブ島の爆破予告をしてきたと聞かされる。
で、「お前の部下なんだから、お前が行って取り返して来い」とカウフマンから命令をされる。
ライリーは「北へ向かうための脱出用の車」を条件に、装甲車の奪取と
チョロ殺害のために、チャーリーと共に、ゾンビの蔓延する町へ向かうのだった。
しかし、その頃ゾンビ達がセレブ島を目指して川を渡り、徐々に島に近付きつつあった…。
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「おしい!」というのが、最初に鑑賞した時の感想でした。
これが完全に、いつものゾンビ(*)だったら良かったのになぁ…
泳いだり、会話したり、武器を使うゾンビは、ちょっと…遠慮したい。
(* 普通のゾンビです。走らず、呻くだけで、ただ食欲のみで動く)
セレブ島のボス・カウフマンやチョロは、足の遅いゾンちゃん達を完全に舐めており
冒頭では、チョロ達が無抵抗?のゾンビを一方的に殺していきます。
極端なことを言うと、ただの人間同士の殺戮と、あまり変わらないんじゃないかなコレは。
もしかしたら、ゾンビも人間も大差ないということだろうか…
ロメロ監督が提唱してきた「一握りの強者が、多数の弱者を力で押さえ込む」は
弱者=ゾンビ・強者=人間、ということなのかもしれない。
ロメロ監督は、いつもゾンビ映画で、その時代その時代のアメリカを比喩し
ゾンビを通して、社会風刺をしてきている訳ですが
そうゆう意味では、この映画も、社会派ゾンビホラーと言える。
アメリカで2005年に初公開されたこの作品は、この時代の、対テロ戦争で疲弊する
アメリカの戦争政策と、アメリカ国内の諸々の問題をシンプルに表現している映画です。
まぁ、そんな社会問題とか、小難しいことなんか考えなくても
楽しめる作品だし、ゾンビには社会なんて関係なく、いつも通り人を食べまくります。
特に、ゾンビのお食事シーンは、もうばっちり☆
大変なグルマンだった、牛タン(人間のね)から、骨付き肉から
奴らの食欲は限界というものを知りません!
お食事シーンの赤色が、鮮やか過ぎて目に痛かった…
そして、今回のゾンビは、知能があるので、それぞれ好きな武器で戦います。
あぁ〜…工事用ドリルとか、使わないで;やめて!(`Д´)=〇)゜З゜)≡※
つうかね、ゾンビが持ってよい武器は…ナタ、斧、チェンソーくらいだ!
銃火器、手榴弾などは禁止します!スパナも!金槌は…まぁ、よし!
他は、没収だ没収!ぼっしゅーと!!
スーパーフトシ君やるから、それこっちよこせ!
ただ、武器を持とうが、知能を得ようが、そこはロメロのゾンビ。
絶対に走りません。走り出したそうな感じはするけど、走りません。
優秀なゾンビだ…走ったら、腐ってるから色々出ちゃうもんね。
主人公ライリーも、また良い男なんですわ。
度胸もあるし、正義の人だし、ゾンビにも優しい、顔もかっこいい+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚:.。+゚。
いま流行の草食系男子とは違って、日々ゾンビに揉まれてるせいか、良い体してます。
ちょっとだけ、ケツあご気味ですv
頭も良いしね、装甲車(デッド・リコニング号)を設計したのもこの人だ。
ただ、ネーミングセンスだけは無い。
デッド・リコニング号って…死の報い号って、なんぞ…(・_・`)
“28日後”や“バイハシリーズ”好きな人には、スピード感が足りないと感じるかもしれません。
また、ロメロ作品好きには、☆5つとは言えない作品かもしれません。
ゾンビ映画としては、賛否両論なこの作品ですが
ロメロ監督らしい作品と言えば、そうです。でも、お勧めできない。
ラストなどは、ゾンビ映画としては、えぇ?ちょ…という感じだし。
ゾンビに切なくなりたい人や、ちょっと違ったゾンビ映画を求めている人には、
お勧めできる作品です(いないかもそんな人;)
最後に、ランド・オブ・ザ・デッドの公式HP(英語)を紹介。
ランド・オブ・ザ・デッド 公式サイト(英語)
壁紙や、スクリーンセーバーもあって、おススメ
現在(2010年10月)は、公開終了しているようです。残念だ。
世界初!知能のあるゾンビ「ビッグ・ダディ」宜しければ、ダディとマサキに、愛の一押しを→
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