エターナルサンシャイン
制作年:2004年
制作国:アメリカ合衆国
上映時間:107分
原題:Eternal Sunshine of the Spotless
配給:ギャガ=ヒューマックス
監督:ミシェル・ゴンドリー
2010年、クリスマス終了のお知らせ\(^o^)/
とか言わずに、たまには素直に祝ってやれよ
マサキの中では、今日はケーキ食べながら『グレムリン』観る日って決まってンだぜ。
ギズモに12時過ぎにケーキあげて、お風呂に入れてやるんだぜ(・∀・)ゾウショクゾウショク
先日、金山で飲んでいたら、妹から1通のメールが来ました。
妹「ラブい映画おしえてちょ彼氏と観る」
マサキ「このリア充が…」
その時に、すすめた映画もこの「エターナルサンシャイン」だ。
特に内容の指定がなく『ラブい映画』と言われると、ほとんどこれをおススメする。
主演のジム・キャリーが、『マスク2』のオファーを断って挑んだだけあって
脚本・BGM・役者どれを取っても、なかなか見応えのある映画でした。
主演のジム・キャリーは、『マスク』の主役あの顔が緑になった人です。
と言っても、マスクでは顔が超緑の印象が強すぎて、元の顔が思い出せないだろうけど…
イケメンなのに「顔芸」に定評のある。まさに残念なイケメンなのだ(←誉めてます)
STORY
まだ寒い2月、もうすぐヴァレンタインという季節。
平凡で冴えない男ジョエルは、恋人クレメンタイン(クレム)と喧嘩をしてしまう。
言い過ぎたと反省し、何とか彼女と仲直りをしようとプレゼントを買い
彼女の働く本屋に行くが、クレムはジョエルを知らない人のように扱い
ジョエルの目の前で、別の若い男といちゃつき出す始末。
その光景を見たジョエルは、ひどいショックを受ける。
やがてジョエルはクレムが記憶を消す手術を受け、自分の記憶を消したことを知る。
悩み苦しんだ末、ジョエルもクレムとの記憶を消し去る手術を受けることを決心する。
手術を受けながら、ジョエルはクレムとの思い出の中をさ迷い始める、楽しい記憶、悲しい記憶、幸せな記憶をさ迷い、やがて無意識下で手術に抵抗し始める……
(以下、ネタバレなし)
マサキがお薦めする恋愛映画なので、糖分はそれなりに控えめ。
あと、恋愛だけでは生きて行けないので、少しSFっぽい要素も入ってます。
この映画のキャッチコピーが『失恋の痛みを知る、すべての人へ』なので
そこまでベタベタに甘いとう訳でもなく、男女問わずおススメ。
恋愛映画が苦手な映画好きさんとかも、イケルんじゃないかな?
『辛い記憶を消去してくれるクリニック』が、ちょっとSFっぽいし。
この映画は時系列がバラバラに再生されるので、ちょっと混乱しそうになる。
例えば、映画の冒頭のシーンが、時間の流れとしての一番最初という訳ではなかったり。
「あれ?どういうことなんだろ。おかしいかも…」と感じる人は感じるだろうけど
難しいことはなにも考えずに見て、最後にビックリする方がより楽しいめる
ヒロインのクレムはジョエルと違って、挑戦的な性格の女性で、安定よりも変化を望み
明るく活動的でおしゃべりで、天真爛漫な女性です。人を振り回す系?だ。
その性格を表すように、クレムの髪の色がどんどん変わっていくんだけど。
髪の色と恋愛中のテンション↑がシンクロしてて、緑(出会い)→オレンジ(恋愛中)→赤(熱愛中)→○(別れた後)…という風に鮮やかな発色の髪色になります。
いちおう、ネタバレそうな部分の色は伏せてみた。
映画を最期まで見ると、時系列がつながって、あぁ!そういうことか!と分かる。
マサキは最期まで観て、ようやく冒頭のシーンが何時だったのかに気付いた。
なのでケイトの髪の色で、何時なのかを判断してみよう。
メインのクレム&ジョエルの恋愛も良いンだけど。
実は、ひそかにサイドストーリーのように、地味に進行していた
クリニックの受付嬢メリー(キルスティン・ダンスト)の物語が
なんだか切なくて良かった、もう一人の主人公だなこの子は。
メリーにも彼女自身が知らない物語があり、けっこう重要な役割を果たしてる。
尊敬する先生に賢い女性に見えるようにと、メリーはニーチェや詩人の言葉を引用してくてるんだけど、その引用の中の一つの詩に↓というのがある。
『幸せは無垢な心に宿る。忘却は許すこと
太陽の光に導かれ、陰りなき祈りは運命を動かす。』
(アレグザンダー・ポープ)
この「忘却は許すこと」が、この映画の最大のテーマだと思う。
ネタバレなしと書いてしまった(?)ので、あまり多くは言わないけど
酷いこともたくさん言った、悲しい思いもした、辛いこともあった
それでも「忘れた」から、二人はまた向き合うことが出来たンじゃないかな。
まぁ、とにかく映画を観てくれ。上手く言えん…
ちなみに、映画の原題「Eternal Sunshine of the Spotless Mind
(訳:一点の汚れもなき心の永遠の陽光)」は、アレキサンダー・ポープの
恋愛書簡詩からの引用。
この映画、実はすごい低予算なのに、監督がローテクを駆使しているおかげで
CGあまり使ってないのにぜんぜん気にならない、むしろ表現が面白い。
ジョエルが記憶の中を逃げて行くシーンは、さすがコメディアンて感じだ。
ジム・キャリーのおかげで、恋愛とSF以外に笑い要素もあって、退屈しない><
ジョエル&クレムの記憶は消えてしまったけどさ、人間の記憶が消えても、好みや嗜好が変わる訳じゃないから、恋人だった人と再会すれば、当然気になるだろうし、再び恋に落ちるのなんて、当たり前のことだと思うンだよねー
例えば、マサキのゾンビに関する記憶をすべて消去したところで
TSUTAYAとかで、DVDジャケットのゾンビと目が合えば、再びフォーリンラブだ。
間違っても、走るゾンビに惚れたりなんてしないわ。
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