STOP THE BITCH CAMPAIGN 援助交際撲滅運動
制作年:2009年
上映時間:85分
制作国:日本
監督:鈴木浩介
レイティング:ビックリなことに年齢制限なし
こんばんは、マサキです(・ω・)ノシ。
昨日、仕事場で今年度入社の新入社員さんが、挨拶をしたのですが
なんかもうね目とかオーラがキラッキラしてた、キラっキラだよ
B級映画の観過ぎで、汚れたマサキには正視できませんでした。
うっかり直視でもしようもんならというレベルの損傷を受けるはず、心に。
マサキには、あんな時代なかったなぁ…(懐)
そんな汚れちまったマサキは、汚れた映画を観ます!
オリンピックのごとく、4年に1度、撮られる『エンボク』の第三弾。
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<ス├→リ→た〃ぉ>
ライター・あずさは、自殺した妹・めぐみの死の真相を追ううちに
“エンボクのクニ”という、もはや都市伝説となった男の存在を知る。
『援助交際撲滅運動』と称し、援交の客として、出会った女子高生を犯し
体の一部に、“メスブタ”という烙印を刻むという“エンボクのクニ”
そんな男の噂が、女子高生達の間で、まことしやかに囁かれている。
自殺した妹・めぐみの太ももにも“メスブタ”の焼印があったのを思い出し
あずさは、妹の同級生・あや+あやの友人に、協力してもらい
“エンボクのクニ”を探し始める。
しかし、それは想像もできない地獄の始まりだった―…
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(結末のネタバレなし)
バイオレンス:70%
エロス :30%
笑い :遠藤憲一担当
『エンボク』シリーズの第三弾ですが、第一弾、第二弾を観てなくても、問題ないです。
前作と違って、年齢制限も付いていないので、借りやすいかと思います。
というか、年齢制限ついていないことに、ビックリなんだけど…
前作はR18だったし、今回も当然のように制限あると思ってたよ。
今回は年齢制限は無いけど、最低でも「R15」は付けてほしいかな。
女子高生の体に煙草で“メスブタ”と書くシーンや、オヤジ狩りでオヤジに鉄パイプ刺したり
流血・強姦シーンがあるので、こういう映画に免疫ない人には、けっこうキツイだろうし…
『エンボク』は、基本的に「バイオレンス」「エロ」「笑い」なので
鑑賞の際は、親に背後を取られないように、気を付けて見てくださいヽ(`Д´)ノ
後半に「どんでん返し」が何回かありますが、予告編を観るとネタバレになるので
ネタバレが嫌な人は、予告編は観ない方が良いです。
ただし、CMの「オバマ」篇(←笑)、「NO MORE」篇、「黒い涙」篇、「女子高生」篇は大丈夫。
CM「オバマ」篇が気になる人は、公式サイトへどうぞ(〃▽〃)ノ
『STBC援助交際撲滅運動』(公式サイト)
にしても、主演のRioが可愛過ぎるほんと可愛いンだけど。なにこの可愛さ
福山雅治氏もファンになる程の可愛いさだよ。マサキもこっそり好きです。
しかも、こんなに演技が上手い子だったとは…
普段のインタビューや、舞台挨拶を聞いてても、凄くきちんとコメントしていて
周囲への気遣いも出来るし、頭の良さそうな子だなとは思ってたけど。
もうAV女優辞めて、女優になっても良いンじゃないだろうか。
この映画の一番の見所は、「エンケン」こと、遠藤憲一さんの怪演。
普通に怖いはずなんだけど、エンケンさんのおかげで涙出る程笑いました、アザース!
最初は普通に観て怖がって、特典の鈴木監督×エンケンのコメンタリーで爆笑してください。
最初は、壊れた(キレタ?)エンケンの演技のせいで、凄い怖かったんだけど…orz
彼の演技の8割がアドリブ、8割が台本にない台詞。
という事実を知ってから見直してみたら、笑うしかできないことに気付いた。
のシーンで、エンケンが、一方的に話しかけてるマネキン人形でさえも
現場に置いてあったマネキン(頭部)を急遽、出演させたものだし。
だから、話し掛けてる内容も、その場で考えながら話してたり。
『エンボク』観る度に思うけど、可愛いって怖い…女子高生って恐い……
現実問題として、出会い系サイト絡みの犯罪も多く起こってるし、この映画みたいなのが
現実に有り得ない、起こっていない、と言い切れないのも、また怖い。
最初は、被害者(売る側)に同情してたけど、彼女達がエンボクの撲滅を始めて
オヤジを捕まえ縛り上げ、鉄パイプで利き腕を折って(最終的に両腕)
ボコボコにしたのが怖すぎて;そんな気も失せました。
可愛い顔して、可愛い声(一部、ドスが利いてたけど)してさ…
また女子高生役の子が、みんな演技力があって、役作りも完璧なせいで
普通に、現代の女子高生にしか見えず、より恐怖感を煽る。
っていうか、どっちもどっちだよ、売る方も買う方も、女子高生も“エンボクのクニ”も
両方ともやってることが酷すぎて、観るに耐えない…orz
精神的にも視覚的にも、キツイですコレ。
ただ、バイオレンス部分は本気だけど、よくよく観てみるとゆる〜い映画です。
コメンタリーで監督とエンケンが言ってるように、けっこう可笑しい点もあるし。
最初に観た時(コメンタリー観る前)は、普通に怖い…と感じたけど。
コメンタリー観てからは、もう笑うことしか出来ない。
エンケンさんは、自分のアドリブに笑えてきたのか、途中笑いそうになったのを
「笑えて泣ける」と言って誤魔化して、そのまま演技続けてるし
コメンタリー観るまで、気付かないくらい巧妙だった
エンケンが女子高生に見せた、お財布はお札を入れ忘れてて、マネーゼロだし
エンケンが持ち歩いているジェラルミンケースは、あきらかにマネキン(頭部)は
入らない大きさなのに、ちゃんとマネキンが出てくるし。
後半の脱出シーンで、鎖を切るか、ちン子を切るかの選択を迫られた際も
さっきまで何もなかった場所に、いきなりマネキン(頭部)が置いてあったり。
つうか、マネキンと相談すんな(笑)どっち切るかについて。
正直、ちン子を切らなくても脱出できるというか、普通に脱出できるし
コメンタリーを観ると分かるけど、監督も「普通に脱出できるよな」と言ってました。
怖い余韻に浸りたい人は、絶対にコメンタリーは観ないでください。
遠藤憲一さんは、エンボクのような映画から、カルト・コメディ・舞台・文芸作まで
演じ分ける幅広い演技力を持った、大変魅力的な役者さんです。
是非、『エンボク』での彼のエキセントリックな演技と、裸マフラーを観てクダサイヽ(*´∀`)ノ
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評価:
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